箱の中身はなんだろな

推しの話と推しに向き合うオタクの話。

OOPARTS リ・リ・リストラ〜仁義ある戦い・ハンバーガー代理戦争 ネタバレあり感想

OOPARTSポスター

OOPARTS大千秋楽おめでとうございます。そしてありがとうございました。
鈴井さんが創ったお芝居を生で見ることが出来て幸せです。

東京公演の最初の方と、東京千秋楽の2回入ってます。ネタバレありの感想です。

まずはざっくりと全体の感想を。
元ヤクザばっかりなのにみんな前向きで明るかったです。自身はヤクザと関わって来なかった大黒が恨みで動いてたのが悲しかった。
どのキャラクターもなんだか可愛くて。特に南斗龍星会の3人が可愛かったんですが妖精さんになった時はどうなっちゃったかと思いました。どうして妖精さんなんだ。衣装が可愛い。

セットチェンジのほとんどが役者によって自然に行われるので、場面転換が頻繁にあっても隙間の時間がなくて、ずっと集中していられました。
壁剥がしても、キューブ動かしてても不思議と不自然じゃない。
真っ黒だった背景が徐々に白くなっていくのも印象的でしたね。

笑えるシーンが本当にたくさんありました。どんだけ笑うポイントを用意してるんだ。
私が好きなのは五味さんを「兄貴」という呼び方から変えて「店員さん」と呼ぶところ。
間違っちゃいなくておかしくて、「店員さん」という響きの可愛さとヤクザのギャップ。妙にお気に入りです。

あとは五味さんが大黒のところに行く決意をするシーン。シリアスなのにバックではハンバーガー屋さんの音楽が流れっぱなしで、「こんな雰囲気なのにポップな背景だな」と不思議なおかしさがありました。

そして最初の五味さんの登場シーン!あんな登場かっこいいに決まってるじゃないですか!
初めて見たとき衝撃過ぎて時間経過の感じ方がおかしくなってて、2回目「こんな短時間だったの?」って思いました(笑)
もっとやってほしかった五味さんヤクザシーン。
ハリセンやゴムパッチン、洗濯バサミは本当、無理しないでー!
体を張って笑いを取る芸がそんなに好きじゃないんですが(心配が先行してしまうし生で見るとより一層)やるからにはこの目に焼き付けなければ、、、と思ってしっかり見ました。

太星くんの歌唱シーンはまさかの持ち歌で。
「残り雪」は物語に合った別れの歌で、しかも途中までの歌詞では別れの歌かどうかわからないんですよ。ぴったりな選曲でした。
開演前の物販でハートキャッチが置かれてるのを見て、最新シングルじゃないのに変だな?と思っていたら伏線でしたね。
東京千秋楽の時点で一旦売り切れてましたが、先に歌った「Oh My Star」も「残り雪」も配信で買えますのでよろしくお願いします。宣伝です。

女性陣も明るくて強くて魅力的でした!
組長のお気に入りが美帆ちゃんな件はいつかバレるかと思ったら最後まで無事。もしかしたらダイナマイトバーガー店内で気づかれたかもしれませんが(笑)
でも指輪をきちんと断れる美帆ちゃんならおさめられそうです。組長が表に出さなければ。

2回目に見た時は色々変化もありました。
五味さんがポークチャップのソースを運ぶシーンにスマイルの練習(これは1回目もあったかも)が追加。そのあとステージ上に移動したところでブタさんのパペットと何やら会話するようになってました。五味さん可愛過ぎません?

あと、大黒に頼まれて組長を騙しにいくシーンの変装時の設定、1回目は「さむらごうち」だったのに2回目は「毒キノコ」に変更(笑)カーテンコールによると鈴井さんが突然言ったそうです。
毒キノコが発展に発展を重ねていつの間にか「タケモトピアノ」の話になってました。読んでて意味が分からないかと思いますが、正確に思い出せないので私にもわかりません。とても面白かったことだけ覚えてる。

他にも色々と細かい変化がありました。
衛生劇場での放送がありますが、我が家は映らないので円盤待ちです。楽しみ。